SEMINAR

吉岡 瑞樹 氏(九州大学)、高橋 徹 氏(広島大学)

国際リニアコライダー(ILC)は次世代の電子陽電子衝突エネルギーフロンティア加速器として、世界中の研究者の国際協力のもと研究開発・設計が行われています。国際プロジェクトILCの日本国内誘致に向けた動きも加速しています。ILCはヒッグス粒子とトップクォークなどの既知粒子の精密測定から新物理による量子効果を探索することと、LHCでは探索することの難しい新物理を発見することが主な目的です。そのためには今までに達成したことのない高精細・高分解能な検出器の開発、及び最先端の超伝導加速技術を用いた加速器設計が必要があります。本講演ではILCでの物理、測定器、加速器、およびILC計画を実現するための国内外の取り組みについて、ILC計画に携わる若手を含む講師陣が学生と教員を対象に解説します。

日時：2016年5月19日（木） 13:10～14:40
場所：近畿大学東大阪キャンパス 31号館506教室