SEMINAR

液晶の自己組織化を利用したジャイロイド界面の設計とその応用

講演日:2016.03.14 (Mon)

講演者

一川尚広氏(東京農工大学 大学院工学研究院 生命工学専攻)

講演内容

液晶は結晶の秩序性と液体の流動性を併せ持った「状態」であり、自発的に様々な分子集合構造を形成する(自己組織化)。液晶のもつ外部刺激応答性を利用したディスプレイ材料への展開が盛んに研究されてきたが、近年は、これらの液晶の自己組織化を利用したボトムアップ型のナノテクノロジーが注目を浴び始めている。

セミナーでは、液晶の自己組織化現象について解説を行い、液晶分子設計やその集合構造形成について概説する。また、ナノテクノロジーへの応用について解説し、液晶を用いたジャイロイド構造の設計および機能展開についても紹介する。

一川先生は、2012年日本液晶学会討論会虹彩賞、2013年第1回関博雄記念賞を受賞するなど、液晶を用いた自己組織化、とりわけ「ジャイロイド構造の形成とその機能化」に焦点を当て研究している新進気鋭の研究者です。入門的な講演とより進んだ研究内容の講演の2つにわけてお話をいただく予定です。

開始時間及び場所

連絡先 堂寺知成 06-6721-2332 ext.4086
dotera@phys.kindai.ac.jp

日時:3月14日(月)15時00分~16時00分 (入門)
           16時15分~17時15分 (研究)
場所:近畿大学理工学部31号館808室