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失った細胞機能を水圧で再生

2020.02.21

  • 研究

県立広島大学生命環境学部の八木 俊樹 教授と、近畿大学理工学部の西山 雅祥 准教授は、鞭毛で運動する単細胞生物「緑藻クラミドモナス」を用いて、鞭毛に欠陥があるため泳げない細胞に、深海6000メートル級の静水圧をかけたところ、細胞が泳ぎ出す様子を観察することに成功しました。これは鞭毛運動の仕組みの理解を大きく前進させる成果で、医療技術への応用につながる可能性があります。研究内容は国際的に評価の高い、自然科学のオンライン学術誌「Scientific Reports(Nature Research)」に、2月6日(木)19時(英国時間の同日10時)に掲載されました。