: 問題2.7.1
: ベクトル・ポテンシャル
: ベクトル・ポテンシャルの任意性
目次
ベクトル・ポテンシャルが存在することを証明する。電流分布
から
を決めることができれば、証明でき
たことになる。
式 2.80に
を代入すると、
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(2.83) |
だから、
を仮定すると
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(2.84) |
が得られる。従って、
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(2.85) |
のように
を求めることができる2.6。
次にこのようにして求めた
が
を満たすことを示せば
証明は完了する。定義に従って、
が得られる。ここで
であるのに対して
とする。
さらに、
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(2.87) |
だから、
となる。定常電流では電荷の保存則より
である。一方、
第2項はガウスの定理により表面積分になり、十分大きな体積をとることに
よりその積分はゼロにすることができる。言い換えると,無限に大きな空間に
有限の電流が分布していると無限に大きなエネルギーが必要となり,それは
許されない訳である。以上により、
が証明できた。
: 問題2.7.1
: ベクトル・ポテンシャル
: ベクトル・ポテンシャルの任意性
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Administrator
平成25年7月6日