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: クーロンの法則 : 電磁気学I : 電磁気学I   目次


電荷に働く力

電荷を担うものは、電子(負電荷)や陽子(正電荷)と呼ばれる素粒子である。 素粒子には、中性子という電荷を持たない粒子もある。素粒子には様々な種類の ものがあるが、寿命が長くて物質を構成していると言える「素粒子」は上記の3 種類である。

電子と陽子は符号が逆で大きさが全く等しい電荷を帯びている。その大きさ$e$を 電気素量といい、

$\displaystyle e$ $\textstyle =$ $\displaystyle 1.602 \times 10^{-19} {\rm A \cdot s}$ (2.1)

である。アインシュタインによって、質量が変化することが分かった。しかし ながら、電荷の総量が保存されない例は存在しない。従って、電荷は素粒子の 持つ最も基本的な性質の一つと考えることができる。

電気現象と磁気現象は最初全く別の現象と考えられていたが、両者が結びついた 現象が知られるようになり、現在では電磁気現象として理解されるようになって いる。エレクトロニクスの講義ノートを参照のこと。

本講義ではSI単位系を用いる。参考書の単位系(MKSA単位系)とは異なっている 部分もあるので注意すること。





Administrator 平成25年7月6日