next up previous contents
: ガウスの定理 : ベクトルに対する微積分 : ベクトルの微分   目次

ベクトル場とベクトル演算子

空間の各点$\vec{r}$にベクトル関数 $\vec{v}(\vec{r})$を指定するとき、ベク トル場 $\vec{v}(\vec{r})$が与えられたと言う。ベクトル場の例としては、流れ場 や電場、磁場がある。ベクトル場に関連する微分演算子としては、 がある。これらはベクトル演算子(ナブラ)

\begin{displaymath}\vec{\nabla}= \partial_x   \vec{i}
+ \partial_y   \vec{j}
+ \partial_z   \vec{k} \end{displaymath}

を導入することによって、

\begin{eqnarray*}
{\rm grad}  \phi &=& \vec{\nabla}\phi \\
{\rm div}  \vec{a}...
... \vec{a} \\
{\rm rot}  \vec{a} &=& \vec{\nabla}\times \vec{a}
\end{eqnarray*}

と簡便に表すことができる。ここではナブラのベクトル的な 性質を強調するために、$\vec{\nabla}$と表記している。 多くの場合$\nabla$と表記されているので、注意のこと1.3



Administrator 平成25年7月6日