===== 解答 =====
面に垂直にz軸を、電流の向きにx軸を、そしてそれらに直交するようにy軸を取る。 アンペールの法則を適用する経路としてyz面内の正方形を考える。各辺はy、z軸 に平行とする。
磁場が平面からの距離に依存してもz軸に平行な辺での寄与は キャンセルして0になる。今、この経路に中に電流はないからアン ペールの法則より、すべての寄与はキャンセルして0にならないといけな い。しかしながら、y軸に平行な辺からの寄与は磁場が平面 からの距離に依存しては0にならない。従って、磁場の強さは平面からの 距離に依存しない。なお、面を挟んで磁場の向きは逆転する。
正方形の1辺の長さをとすると、
となる。従って、
である。
電流の流れる平面で磁場は不連続になっていることに注意。