:
相互インダクタンスの相反定理
:
インダクタンス
:
問題3.1.7
目次
問題
3.1
.8
半径
の円形回路が、同一平面上に中心を同じくして置かれている。 ただし、
である。
円形回路(半径
)に電流
が流れている。 その回路の中心の磁束密度をビオ・サバールの法則を用いて計算せよ。
ヒント:
を計算する。 ただし、
として
を
から
まで積分する。
回路1に電流
を流した時に回路2を貫く磁束から相互インダクタ ンスを求めよ。
円形回路(半径
)に電流
が流れている。その回路は
平面上に あるとして、
軸上の十分遠方にある点での磁束密度を計算せよ。
ヒント:小問1と同様に計算する。ただし、
で、
であることに注意。また、近似式
(ただし、
)を用いこと。
回路2に電流
を流した時に回路1を貫く磁束から相互インダクタ ンスを求めよ。
===== 解答 =====
円形回路の中心を原点にとると、
であるから、
方向以外の成分はゼロになる。以下
方向の成分
のみを考察する。積分範囲は
である。
コイル1による中心の磁束密度は、
である。したがって、コイル2を貫く磁束は
したがって、定義により、
となる。
点
(ただし、
)における磁束密度を考える。
であるから、
方向以外の成分はゼロになる。以下
方向の成分
のみを考察する。積分範囲は
である。
ここで、
のとき
、
であるから、第2項はゼロになる。
したがって、定義より
となり、同じ結果を与える。
Administrator 平成25年7月6日