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: 問題2.5.1 : 定常電流の性質 : 定常電流と電荷の保存   目次

オームの法則

ある物体に電流が流れる時、その電流の大きさ$I$は電位差$\Delta \phi$に 比例し、以下の式で表される。
$\displaystyle I$ $\textstyle =$ $\displaystyle \frac{\Delta \phi}{R}$ (2.60)

ここで、$R$を抵抗と呼ぶ。これがオームの法則である。

均質な導線の電気抵抗$R$は長さ$l$に比例し、その断面積$S$に反比例する。すなわち、

$\displaystyle R$ $\textstyle =$ $\displaystyle \rho \frac{l}{S}$ (2.61)

である。$\rho$は物質や温度によって決まる定数で抵抗率と言う。また、抵抗率 の逆数を伝導度と呼び、$\sigma$で表すことが多い。また、オームの法則は一般 に
$\displaystyle \vec{i}(\vec{r})$ $\textstyle =$ $\displaystyle \sigma \vec{E}(\vec{r})$ (2.62)

と表すことができる。





Administrator 平成25年7月6日