: 逆ラプラス変換
: ラプラス変換
: 伝達関数
目次
コイルとコンデンサーが直列に接続された回路に対するインパルス応答を考えよ
う。系のダイナミクスを決定する微分方程式は
である。時間を無次元化するために、単位時間
を導入する。
ラプラス変換を行なうと
となり、
より、
で
ある。今はインパルス応答を考えているので、
(すなわち、
)
となる。それ以外のすべての初期条件はゼロである。よって、
となる。ここで、
とすれば、
となり、線形性と表 9.1より、
となることが分かる。
に戻すと、
となる。ただし、最後の式変形には
を用いた。
コイルとコンデンサーの直列回路にインパルスを与えると電気振動が以後継続す
るという結果が得られる。
Administrator
平成25年1月3日