複素指数関数の入力 に対する9.1線形時不変システムの出力は
となる。ここで、はに関する複素関数で、周波数応答関数 と呼ばれる。証明は次の通りである。出力 である。 時不変システムの定義より
上の定理は角振動数の複素指数関数(三角関数)を入力とする線形時不 変システムの出力はやはり複素指数関数(三角関数)になることを 意味している。ただし、入力と出力の間は周波数応答関数 によって と結ばれている。
線形時不変システムのダイナミクスが以下の微分方程式で定義されているとしよ
う。
(9.1) |
(9.2) |
(9.3) |