当研究室では、ブラックホールや宇宙誕生の瞬間など、強重力が支配する物理系を理論物理学の枠組みで研究しています。 対象とする理論物理学には、重力を記述する一般相対性理論や、強重力場における量子効果を記述する場の量子論も含まれます。 重力の量子性を記述する量子重力や、宇宙論における諸問題の解決に動機づけられた新たな物理学の検証可能性も視野に入れ、理論研究を展開しています。 紙と鉛筆で行う理論計算から、並列計算をともなう数値シミュレーションまで、幅広い手法を駆使して課題にアプローチしています。 歴史的には、ブラックホールや重力波(時空のさざ波)の存在は理論予言の域に留まっていました。 しかし今では、重力波検出やブラックホールの影の観測により、 重力物理学は理論と観測の整合性を評価できる精密科学の1つとして、急速な発展を遂げています。 また、2017年と2020年のノーベル物理学賞はブラックホール物理に関するものでした。 今後の発展により、時空の本質や宇宙の起源に関する深い理解と、極限重力における新たな物理学の検証が期待されます。
重力物理学研究室では、強重力を伴うブラックホールや宇宙物理学的な現象を理論研究の対象とし、 現代物理に潜む基礎的問題にアプローチしています。 学部3年後期では、重力・宇宙物理学に関する教科書などを読むゼミを行います。 学部4年生からは、数式を駆使する解析計算、計算機を用いる数値計算などを駆使し、ブラックホールなどの強重力系を対象とする理論研究を行います。 重力物理学研究室は、2026年4月に発足した新しい研究室です。 研究内容や研究室での活動について、まだ分からないことも多いかと思います。 配属を検討している方は、ぜひ一度研究室を訪ねてみてください。
Our group welcomes prospective pre-/post-doctoral researchers through the JSPS fellowship Program. We conduct research in a broad range of theoretical gravitational physics, including gravitational waves, black hole physics, and quantum field theory in curved spacetime.