: 電気双極子の振動による電磁波
: マクスウェルの方程式と電磁波
: 光速
目次
マクスウェルの方程式から波動方程式を導出するときに、まず平面波を仮定して
導出した。ここでは、ベクトル解析の手法を用いて、一般の場合の波動方程式を
導出しよう。
真空中のマクスウェルの方程式は、
となる。まず、式3.31cの両辺に
を作用させると、
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(3.27) |
左辺第1項はベクトル解析の公式と真空であること
(
)より、
になる。
一方、式3.31dを時間で微分して空間
と時間の微分の順序を変えれば、第2項は
となる。以上により、
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(3.28) |
が得られる。これは、波動方程式になっている。
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平成25年7月6日