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: テレゲンの定理 : キルヒホッフの法則 : 第一法則   目次

第二法則

回路網の任意の閉回路を考え、そこに現れる電位差を考える。閉回路の向きを右 回りを正の向きにとると(左回りにとっても同じ)、
その閉回路に沿って一周すると、電位差の総和はゼロである
図 5.2: キルヒホッフの第二法則。
\includegraphics[width=3cm]{kir_2.eps}
となる。これをキルヒホッフの第二法則と言う。 より一般的な物理の法則として捉えれば 電圧がポテンシャルになっていることを示している。

もしも、電位差の総和がゼロでなければ、有る回路のある点の電位が 周囲を一周した場合と二周した場合で異なった電位を示すことになって しまう。電位は経路によらず一意的に決まると考える(電位はポテンシャル) という仮定に反する。



Administrator 平成25年1月3日