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2024年

2024年 07月 09日

クオーク・レプトンの質量構造と世代対称性

講演者:川村淳一郎 (IBS-CTPU, 韓国)
日時:8月9日(金)13:15~14:45
場所:近畿大学31号館3階305教室

[講演内容]

素粒子標準模型のクオークやレプトンには3世代存在し、
それらの質量やクオークの混合角には階層性がある事が分かっている。
本講演の前半では、このような階層性を説明する方法として、
よく知られているFroggatt-Nielsen(FN)機構をレビューする。
後半では、クオークやレプトンの世代構造を説明する新しいアイデアである、
モジュラー対称性について導入し、この中でもFN機構を再現できる事を説明する。
時間があれば、モジュラー対称性でFN機構を制限した場合、
アクシオンのような擬南部・ゴールトストーンボソンが現れる事も示す。