上の写真は私が試作したスキャナーです.
台車が少し前進すると,”スキャンヘッド”(右側の写真は取り出した所)が左右に
動いて1列分のイメージを取ります.次にまた,少し台車が動いて,次の1列分のイメージ
を取ります.そのようにして,イメージをレゴマインドストームのコンピュータの中に
取り込むことができます.
左はスキャンした原図で,右側は取り込まれたイメージです.
原図の目盛りは1cmで,取り込まれたイメージの画素数は24x64です.
絵をスキャンするためには,スキャナーを制御するプログラムが必要です.私はC言語に良く似た NQC(Not Quite C) を用いました.いわゆる 統合開発環境 もあります.C言語を知っていると就職などにも有利です.NQCをC言語を学ぶきっかけ とすることもできます.また,データを 解析して絵にするためには,Mathematica を用いました.
卒業研究として,以下のテーマも考えています.
これら以外の実験でも,卒業研究生の興味にそえるようにします.
研究は「料理」に似ていると思います. 限られた「時間」,「お金」,「技術」などの広い意味での「資源 (=リソース)」を 用いて,いかに「おいしい料理を作るか(面白い研究を行うか)」が問われるのです. ここに,創意工夫する必要が出てきます.