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アルマ望遠鏡、暗黒矮小銀河の光をとらえたか

2017.02.10

近畿大学理工学部(大阪府東大阪市)理学科准教授の井上開輝らの研究グループは、チリ共和国に設置された世界最高の性能を誇る巨大電波干渉計「アルマ望遠鏡」による観測で、暗黒矮小銀河(大変小さく暗い銀河)の冷たい塵が放つ微弱な光(波長の短い電波)と考えられるシグナルを世界で初めて検出しました。この発見は、謎に包まれた暗黒矮小銀河の正体を解明する手がかりになると期待されています。本件に関する論文が、平成29年(2017年)1月30日に米国の学術雑誌「The Astrophysical Journal Letters」に掲載されました。(追記:2月10日朝日新聞(大阪本社版)朝刊35面にも掲載されました。)